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愛犬の思い出
坂本龍馬暗殺考察

 追いついた慎太

 慎「生き返っちゃろうと、思いよったけんど
   どうにもこうにも身体が言うことを聞いてくれん。
   おまんが、死んだちゅうて誰かが話しゆうのを聴いて
   生きる気力が萎えたぜ」


龍 「あしの事なんぞ気にせんと、生き返ってくれたら
   良かったに・・」


慎「そうはいかん。まあ、既に時代の大勢は、成った。
  あしらがおらんでも、どうにでもなるぜよ」


龍「ほんまじゃのう。あしも死んでみてようわかったぜ」


慎「あしにとっちゃあ、おまんの方が、時代より大事じゃわよ。
  おまん一人だけ逝かせるわけにゃいかん思うて
  追いついて来たがよ」


龍「けんど、おまんも、物好きじゃのう」


慎「まあそう言いなや、あしも2日悩んだぜ
  けんど、やっぱり龍馬じゃわよ!」


龍「今更そんなこと言うても、なんちゃあ出んぜよ」


慎「なんちゃあ出んでもかまんけど、とりあえず一杯
  やりたいのう」
龍「もうちっくと先に飲み屋があるきに、そこへ行くかや」
慎「よっしゃ行くぜ。まあ又、会えて良かったわよ」


龍「慎太、来年もよろしゅう頼むぜよ」
慎「こっちこそじゃわよ」


 皆様 良いお年をお迎えくださいませ。