すぐ傍の死神
相撲取りの藤吉が、近江屋一階土間で内職。
なんと、内職は、爪楊枝削り・・・。
大きな体格をした男が・・・。
何と言うコントラストの違い・・。
龍馬から、用心棒代はもらってなかったんかえ。
何となく、人の良さそうな、善良力士を思い浮かべるが
可哀想な事をした。
あの晩、現場に居合わせなければ・・。
階段を上がり切る所で、背後から斬られたという説も
あるようだが、自分が刺客なら、そんな真似はしない。
前を行く大男、藤吉が、自分の側に倒れ掛かって来たら
自分が階段を落ちてしまう。
自分の後ろに控えて居る者にも累が及ぶ。
斬ったのは、床が水平になってから。
2階に上がり、後ろの者達の足元が安定してからやと思う。
力士やから、的は大きくて斬り易い。
「ほたえな!」が、命取りやった・・・。
敵に、むざむざと居場所を教えてしもた・・・。
変な音がしたら、まずは、そおおーーっと、様子を伺わないかん。
いつでも、ピストール(当時の呼び方)撃てる状態でのう。
政権移譲のことで、頭が一杯やったろけども、武士としての
常在戦場の心が、希薄になっちょったんやろねえ・・・。
(田野町の道の駅・・・ここらで、のんびり休憩・・。
その心が・・油断を招きまっせええ!)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。