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愛犬の思い出
坂本龍馬暗殺考察

道と言うものの深さ

 何であれ、道がつくと崇高さが増してくる。


 相撲道という道に、改めて、気付かされた思いで一杯である。


 単なる格闘技に終始するのではなく
至らぬ己を再認識する武道。
それが、相撲道であろう。


 勝つにせよ、負けるにせよ、その直後の言動が
極めて重要となる。


 細かい所作の会得は、その為の我慢作業であろう。


いくら表面上の所作が出来ても
ここ1番の重要箇所で、自分の我が露呈しては
何にもならない。


 くそーーーーっ! 対戦相手を殺してやろうかと
頭に血が昇っても、敗戦後の徳俵での礼は
自分で勝手に省略してはならない。・・と自分は思う。


とは言うものの、惨めさ、悔しさはどうにもならぬ。
が、しかし、ならぬ堪忍するが堪忍と昔から
言われているように、そこでの忍耐が、明日への飛躍!


 改めて、自分自身、居合の稽古の際に、窓ガラスに映る自分を、居合いで
斬っていることに気付かされた・・・。
斬っていたのは、自分の弱さであった。


 剣道稽古で打ち込んでいた相手は、面の向こうの相手ではなかった。
面の中に潜む得手勝手な自分自身であった。


この1点の気付きに65年かかっている・・・。


何と言う未熟さであろうか・・・。