そうか、昨日は、北方領土の日であった。
叔父は、終戦になっても帰国出来ず
ソ連捕虜として、何年も拘束され
零下30度、40度の世界で重労働に従事した。
自分は小学生だったが、おしっこをすると
そのまま、つららになると聞かされて、厳しい現地の自然を感じた。
極寒のバイカル湖の傍で
大豆の茹で汁とかで何年も生きた。
栄養失調と過労、病気でたくさんの日本人が亡くなり、未だにその遺骨は大部分が現地に残されたままだ。
叔父は、無口な人であったが、不思議な事にソ連兵の悪口を聞かされた記憶がない。
代わりに聞かされたのは、日本兵上官の汚さ、愚かさ。
既に終戦で兵役は解除されているにも関わらず
戦争中の位で呼称し、自分より下の階級の人を
虐待する。
底意地の悪い悪党が、日本人にも少なからず居て
ごく普通の良心的な人間を苛めたり、殺したり・・。
人間は、善にも悪にも転がるが
性根の腐った輩は、どうしようもない。
多くの場合、善良な側が抹殺される。
お人好しは、生き残れない・・・。
龍馬は、お人好しであったな・・・。
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